ハーバード白熱教室講義録 下 の巻末に、特別付録として「それをお金で買いますか」-市場主義の限界が掲載されています。
https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/116623.html

(抜粋ですが)、「市場経済を持つ状態から市場社会である状態へ陥ってしまった」、と文中にあり、結びには「市場の道徳性について考えるとき、~救済措置、規制改革といったことが頭に浮かぶ。だが、われわれが直面する道徳的・政治的難題はもっと幅広く身近なものだ。」とあります。

コロナ禍で、さまざまな補助や対応策が出てきていますが、何となく納得できない、と思っていたものの、解決がここにありました。

アフターコロナの時代を表現する言説があまりにも経済優先になってはいないか。

また、コロナ対応での日常生活は新しい生活様式だけでいいのだろうか。

建築で言えば、新築重視ではなく、テレワークで見直された家族生活に見合った住まいづくりを考えるべきではないのか。

日常への切り口を、経済的な視点で見た、住まいづくりではなく、道徳的に家族としてどうあるべきか、という視点での住まいづくりを考えるべきではないでしょうか?