新建ハウジング VOL.780 記事より抜粋です。

地盤ネット総合研究所が「住宅×地盤サミット」を開催し、地盤の揺れやすさについて発表しました。

熊本地震で、まったく同じ地形で近接している建物で、一方が倒壊し、一方が無傷であったケースが散見されたとのことで、建物の固有周期と地質の固有周期をずらすことが重要だ、との意見が出されています。

以前、築150年の古民家を改修しました。
淀川の土手に面して地盤がゆるいと考えられる上、筋交がまったくない状態なので(もちろん、ゆがみは出ていますが)、壁倍率はないのに、倒壊はせず、建っている建物は、地盤の揺れの周期との関係だとしか思えませんでした。

「揺れやすさ」という考え方が進むことによって、古民家・空き家を残す道がより開かれていくようになればいいのですが・・・。