空家課題とは別に、そもそも地域の工務店は地域のセーフティネットでしたが、自治会と同じく既存の団体の衰退のように減少しています。

一人親方や親子、兄弟で営んでいる地域の工務店はSNS全般と言うよりも、そもそもホームページがなく、インターネットで検索しても、ひっかかりません。

地域の人がどこにあるかわからない存在で、今までは地区単位で工務店があって、様々な相談に応じてきたのに、高齢化などで廃業していて、市町村内に広げても、小さなお困りごとに対応してくれる工務店を見つけることが難しくなっています。ましてやプレカット全盛なので、建具がかたいとかの困りごとに、ノミやカンナがないので、対応できません。

災害時にこういったことが端的に現れてきます。ふだんは気にならないかもしれませんが、ふだんが大事です。

災害時のセーフティネットではなく、日常のセーフティネットの役割を担っていたはずの、工務店の消滅は危機以外の何ものでもありません。

日常の困りごとを担う工務店のネットワークがセーフティネットになります。